内科についてINTERNAL MEDICINE
一般内科とは、風邪症状による発熱、咽頭痛、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの一般的な症状に対応する診療科です。その他にも新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、気管支炎、逆流性食道炎、胃腸炎、胃・十二指腸潰瘍などの急性疾患や、高血圧、高尿酸血症(痛風)、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が原因の慢性疾患に幅広く対応して診療を行っております。
症状がはっきりせず、何となく体調が悪いが、どの診療科を受診すれば良いかお困りの場合はお気軽にご相談ください。
生活習慣病とはLIFESTYLE DISEASE
生活習慣が原因となって発症する病気の総称で、自覚症状がなく進行することが多いため、見逃しやすいです。心筋梗塞や脳卒中などの重篤な病気にかかるリスクが高まることがあります。診察の際、検査結果が基準値より少し差がある程度であれば経過観察しますが、治療の機会を逃し、病気の進行や合併症の発症を起こすことがあります。当院では患者様の不安な気持ちやご希望に耳を傾け、治療方針や薬の必要性などをわかりやすく説明し、一緒に病気に向き合いたいと思っております。
高血圧
高血圧は40代以上の日本人男性の約6割、女性は約4割が罹患している病気です。放置することで血管が刺激で傷つくだけでなく、血液を高い圧力で送り出す心臓に多くのエネルギーを要するため、身体に必要以上の負担をかけ、心筋梗塞や動脈硬化、狭心症、心不全、脳梗塞、脳出血、腎臓病など様々な病気を引き起こします。当院では、生活習慣改善の指導や毎日の血圧測定、患者様に合わせた降圧薬を処方します。高血圧が原因で他の病気も疑われる場合には、それに合わせた検査をして診断、治療を行います。
脂質異常症
脂質異常症は血液中の脂質が増えることで起こる疾患です。善玉コレステロール(HDL)は余分な脂質を肝臓に戻す働きがあり、悪玉コレステロール(LDL)を減らす役割があります。脂質が高い状態を放置することで脂質が血管内に溜まり、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞が起こる可能性が高くなります。自覚症状がなく進行するため、早期発見が大切です。脂質異常症の治療にはカロリーをコントロールする食事療法、ウォーキングなどの運動療法、コレステロール値を下げる薬物療法を行います。血中コレステロールや中性脂肪の値が高い方は当院までご相談ください。
糖尿病
膵臓で作られるインスリンが正常に働かず、エネルギー消費のための糖分補給ができずに血液中にブドウ糖が蓄積することで起こります。症状は、高血糖、疲れやすい、喉の渇き、頻尿、傷が治りにくい、感染症に罹りやすいことが挙げられます。高血糖が続くと、全身の毛細血管が詰まり破れて出血します。重篤な合併症を引き起こすことがあるため、早期に食事療法や薬物療法を行い、血糖のコントロールが必要です。生活習慣病に罹りやすい35歳以上の方、健康診断で指摘を受けた方は一度受診されることをお勧めします。
高尿酸血症(痛風)
高尿酸血症は血液中の尿酸値が高い状態を指します。尿酸値が高くなることで、細胞内のプリン体が生成され、針状の結晶となって次第に関節に溜まっていき、激痛を伴う痛風となる病気です。プリン体は主にビール、レバー、海老、魚卵、いわし、かつお、干し椎茸に多く含まれており、過度の摂取には十分な注意が必要です。治療にはカロリー制限などの食事療法、肥満を防止するための運動療法、必要に応じて薬物療法も行います。