予防接種とはVACCINE
予防接種とは、毒性を弱めたウイルスや細菌を前もって体内に少量取り入れることで、ウイルスや細菌に感染しても発症・重症化しないで済むようにするために行います。人間には免疫機能が備わっていることで、予防接種を行ってウイルスや細菌が入り込んでも体内で増殖せずに済むような働きがあります。発症すると重症化や脳炎など、命の危険に晒される可能性のある病気もあるため、予防接種を受けるようにしましょう。
予防接種の種類TYPE
不活化ワクチン
このワクチンの原材料はウイルスや細菌を不活化したものになります。接種の間隔に制限はありません。
トキソイド
不活化ワクチンと似たものであり、毒素の毒性をなくし免疫を作る働きのみにしたものです。接種の間隔に制限はありません。
生ワクチン
生きたウイルスや細菌を症状が極力出ないように抑制し、病原性をなくしたものが原材料となります。生ワクチンを接種した場合、次の生ワクチンを接種するまで4週間以上の間隔を空ける必要があります。不活化ワクチンに関しては接種間隔に制限はありません。
副反応についてSIDE EFFECT
予防接種とは病気の感染や重症化、感染の蔓延防止にとても大切なものです。しかし、稀に接種後の発熱、接種部位の痛み・腫脹・発赤などの比較的軽いものから、脳炎や神経障害などの重大な副反応が起こることがあります。接種後、その病気にかかったような症状が出ることもあります。
万が一、重篤な副反応があった場合の救済制度
万が一に備えて、日本で承認済みのワクチンは予防接種健康被害救済制度の対象となり、補償を受けることが可能です。輸入ワクチンに関しては日本の制度の対象外になりますが、輸入業者が補償制度を設けているため安心してください。また、当院ではワクチン接種後にアレルギー反応が出る可能性があるため、15分程待合室で経過観察を行っていただきます。
予防接種を受けることができない方ATTENTION
- 明らかな発熱(37.5度以上)が見られる方
- 過去の予防接種でアナフラキシーを起こしたことがある方
- 重い急性疾患を患っている方
- その他に、医師の判断で予防接種受けられないと指導された方
取り扱い予防接種一覧FEE
費用
| インフルエンザワクチン | 3,000円（税込み） |
| MRワクチン | 8,200円（税込み） |
| B型肝炎ワクチン | 1回4,600円（税込み） |
| 肺炎球菌ワクチン | 7,700円（税込み） |
| 帯状疱疹ワクチン（シングリックス） ※50歳以上の方 | 1回22,000円（税込み） |
それ以外のワクチンについては、取り寄せが必要となりますので、完全予約制となります。